公益社団法人関西小型船安全協会は所轄官庁内閣府の元、活動しています。
海洋性レクリエーションの健全な発展を願い、プレジャーボートの安全確保のために、全国各地に小型船安全協会等が設立され海上安全講習会、海上安全パトロール活動など、活発に行われています。
会員として、ヨット・ボート・水上オートバイ等のユーザー、デイラー、メーカー、マリーナ、ヨットハーバー、行政の皆さんが多数参加しています。
公益法人として他に、関東、中部、瀬戸内、九州北部の各小型船安全協会が設立されています。
各小型船安全協会の主な活動は、海上安全指導員(海上安全パトロール艇)と海上保安官が一体となって行われるパトロールや安全講習会等です。
海上安全指導員制度に基き、指導員は会員の中からプレジャーボートの運行について十分な知識・技能・経験を持った方々を当協会が推薦し海上保安庁が指定するもので、全国で約1,600人が指定を受けて、活動をしています。
1.海上安全講習会
各地で当協会主催の講習会および実技指導を行います。夫々の専門家が、気象・海象・安全運行等に関する内容をわかりやすく丁寧に指導します。
会員は無料で参加することができます。
2.海上安全パトロールおよび訪船指導
海上安全指導員と海上保安官が、パトロール艇や巡視艇で、パトロール活動や訪船指導(現場指導)を行っています。
海上安全指導員は会員の中からプレジャーボートの運航について十分な知識・技能・経験を持った方々を当協会が推薦し、海上保安庁が指定しています。
安全パトロール艇は海上安全指導員が使用する海上保安庁の指定を受けた私艇で、専用の旗、ステッカーを掲げています。
3.訓練と各種行事
小型船舶の遭難救助や救難用具取り扱いなどの訓練や航行安全思想の啓蒙を目的とした各種イベントの企画・立案・実施をします。
4.広報活動
広報誌「しおかぜ」を発行。内容は、協会の活動状況、マリンレジャーに関する安全知識、海上保安庁からの周知事項、会員のコミュニケーションをはかるための会員紹介記事などを掲載。その他、海洋安全思想の向上、普及を図るためのポスターやパンフレットを発行し、会員に無料で配布しています。
マリンレジャーを愛する人にとってプレジャーボートの海難防止は避けては通れない課題です。
マリンレジャー活動の活発化に伴いプレジャーボート海難は増加しており、近年の全国の船舶種類別海難隻数は最多となっており、楽しいはずのマリンレジャーが一転して不幸な結末を迎える海難が後を絶ちません。
このようなプレジャーボート海難を防ぐために日々活躍されている方々が、海上保安庁に指名されたボランティアの海上安全指導員です。
海上安全指導員は、安全に海を楽しむことができることを願って、安全講習会、安全パトロール活動、訪船指導等を行い、皆様のスキルアップ、マナーアップのお手伝いをしています。
長期間海上安全指導員として活動いただいた方への表彰制度があり、毎年、海の日(7月中旬)に表彰されています。
表彰は規定に従って国土交通大臣表彰、海上保安庁長官表彰、第五管区海上保安本部長表彰、保安部署長表彰があります。